おはようございます。
京都のカウンセラー、神社昌弘です。
大型台風が、京都を通過して、まるで何もなかったかのように静まり返っている。
雲の隙間からは朝日が差し込んで、雀がちゅんちゅん鳴きはじめている。
“明るくなる”というのは、こういうことなんだなって思う。
今朝は、4時半に起きて、東京に向かう予定だったが、案の定、いきなり最寄駅で足止めをくらった。
東京まで何時間かかるかわからない。
一旦、自宅に引き返そうか？と思ったりもしたが、仕方ないから気持ちを切り替えて、自宅で用意したパンと紅茶を駅の待合室でいただいた。
誰のせいでもない。
でも、駅員さんが、ただひたすらに謝り続けている。
「申し訳ありません」
「ご迷惑をおかけしています」
「ごめんなさい」
誰も責めてないのに…
そんなに謝らなくてもいいのに…
深々と頭を下げている。
きっと、大切な予定があった人もいるだろう。
僕だって、そりゃ困っている。
急げるなら急ぎたい。
でも、仕方ない。
誰のせいでもない。
みんな頑張っている。
誰かを想って、一生懸命だ。
だから、いろんな感情がうごめく。
これも、また仕方ない。
先日の大雨で、僕も多少なりとも被災を目の当たりにした。
その時も思い出したが、また恩師からの言葉を思い出した。
『優しさとは想像力』
相手の気持ちを理解したり、本当の想いを読み取ったり、感じたりすることはできないけれど、
「相手が、いまどんな気持ちで、どんな想いをしているのか？何を感じているのか？」
それらを想像することはできる。
想像できたら、それが優しさにつながるんだと。
駅員さんの優しさ。
車掌さんの優しさ。
駅で待つみんなの優しさ。
子どもをあやすお母さん。
「あんたも大変やな」「がんばりや」と駅員さんに声をかけるおじさん。
人は優しさに囲まれて生きているんだなって思った。
大変な時ほど、想像したい。
「いま、目の前の人が、どんな想いをしているのか？」
それだけで優しくなれる。
きっと、今日は優しい一日になるだろう。
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